冬の冷たさに
押し潰されそうになりながら
目を瞑って耳を塞いで
白い息を吐き出して心の殻に
閉じこもっている間に
どうやらとうの昔に
桜は散っていたようで
夕方6時の空は明るいんだね
知らない間に
時間ばかり過ぎていくんだね
風はどんどん生ぬるくなって
季節だけが進んでいくのに
どうやらまだ私は寒がりなまま
冷たいまま
もうすぐ夏
もうすぐ夏
この雨が止んだら
きっともう戻れない
いやもうすでに手遅れだ
私たちは冬の寒々しさも
春の空々しさも
鬱陶しくて面倒で寂しくて
寂しいまま耐え抜いた
そうして耐え抜いた先で
あの夏に殺されそうになる
