「風俗嬢がYouTubeをやっている」──今では珍しくない。
でも、“脱がない”のに登録者24万人、総再生数は数千万回。
この数字を見て「え、何者!?」と思った人、多いはず。
その名前が まりてん。
風俗嬢、経営者、作家、宗教2世、そしてYouTuber。
どの肩書きも主役級なのに、それを全部“笑いながら語れる”唯一の人だ。
彼女がすごいのは、“重い話を軽く話せる”こと。
宗教、風俗、心の闇──どれも扱いづらいテーマを、まるで友達との雑談みたいに明るく語ってしまう。
トークはテンポが良く、ユーモアがあり、時々グサッとくる。
まじめな話なのに、なぜか笑ってしまう。
気づけば画面越しにうなずいてる自分がいる。
「この人、脱いでないのに、なんでこんなに刺さるんだろう?」
それが“まりてん現象”の正体。
風俗業界の枠を超え、いまや「人生を語るエンタメ」としてファンを増やし続けている。
この記事では、そんな彼女の 生い立ち・経歴・ブレイクの理由・現在の活動 をまるっと紹介!
一度知ると、もう“まりてん”というジャンルから抜け出せなくなる。
宗教2世という宿命から、夜の街へ

まりてんは1990年、愛知県生まれ。
幼少期は少し特殊な環境で育ったと言われている。
きっかけは、妹さんの死。
それを機に両親が新興宗教に傾倒し、家庭は一変。
家の中は“祈りと戒律”で満たされ、テレビや恋愛、誕生日やクリスマスといった日常の楽しみはすべて禁止。
「テレビを見たら悪魔に取り憑かれる」
「カラオケに行けば地獄に堕ちる」
そんな極端な世界観の中で、彼女は“清く正しく”を強制されて育った。
でも同時に、心の奥にはずっと小さな違和感があったという。
「これって、本当に幸せなの?」
その反発が、のちの“まりてん”を作ったのかもしれない。
大学進学をきっかけに地元を離れ、静岡文化芸術大学へ。
初めて親の目の届かない場所で暮らした彼女は、「何をしても怒られない」という自由に、純粋に感動したという。
そして、ついに出会う。
夜の街、そして“風俗”というもう一つの世界に。
「男と飲んで喋ってたら、なんか楽しかった」
その“楽しい”という感覚が、これまで抑えつけられてきた感情を一気に解き放った。
宗教の“清らかさ”から、夜の“正直さ”へ。
まりてんは、ここで初めて「自分の意思で生きる」感覚を掴んだのだ。
池袋で“副業女子”革命。ビジネス脳がエグい。

社会人になったまりてんは、広告制作会社でWebディレクターとして勤務。
クライアントの課題整理から数字分析まで、ビジネスの基礎をがっちり身につけた3年間だったという。
しかし25歳のとき、突然の独立。
立ち上げたのは、デリヘル「池袋サイドライン〜優しい気持ちになれる店〜」。
名前からして異色だ。
“優しい気持ちになれる”って、風俗店のキャッチコピーではまず聞かない。
けれどこの“優しさ”こそ、彼女の戦略だった。
コンセプトは 「副業女子」。
昼間は会社員や学生として働く女性が、夜は安心して、堂々と働ける場所を作りたかったという。
「風俗=後ろめたい」を、“もうひとつの働き方”に変えた。
その発想が、当時としては革命的だった。
そして仕掛けがいちいち天才。
顧客とスタッフが交流するオフ会
→ キャストもスタッフもお客も混ざる、異世界のコミュニティ化。500円でスタッフとデートできる企画
→ バズるに決まってる価格設定。マーケ脳が振り切れている。スタッフ全員が元風俗嬢
→ 経験者が経験者を守る、“共感のマネジメント”。
こうしたアイデアがSNSでも話題を呼び、お店は一気に池袋トップクラスへ。
在籍50人、会員5,000人、年商3億円規模まで成長したと言われている。
数字も構成もロジカル。
まるでMBAを風俗現場で実践しているような経営スタイルだった。
ただ、光の裏には影もある。
24時間対応、トラブル処理、スタッフのメンタルケア――。
気づけば心も体も限界を超えていた。
「24時間対応したら、人間ってバグる」
まりてんは、そう語っている。
倒れ、音信不通になった時期もあったが、それは“終わり”ではなく、“再起動”の時間だった。
このあと彼女は、全く新しい形で再び世に出ることになる。
復帰:風俗嬢から“しゃべる風俗嬢”へ

倒れても、まりてんは止まらなかった。
療養期間を経て、2020年。
彼女は再び立ち上がり、今度は“カメラ”を武器に選んだ。
立ち上げたのはYouTubeチャンネル、「ホンクレch〜本指になってくれますか?〜」。
ネーミングからして、もうセンスの塊。
「ホンクレ」は“本指名になってくれますか?”の略。
風俗嬢にとって一番うれしい言葉を、そのままチャンネルタイトルにしてしまうあたり、彼女らしい正直さとユーモアが光る。
チャンネルのテーマは、「風俗の裏側を明るく語る」。
重くなりがちなテーマを、笑いながら語るのがまりてん流だ。
内容は想像以上に深い。
接客論、顧客心理、トラブル対応、そして人間関係。
それなのに、トークが軽快で聞きやすい。
視聴者はつい「風俗講義」というより“人生授業”のように感じてしまう。
「お客さんは抱かれたいんじゃなくて、受け止められたいんです。」
そんな一言に、コメント欄がざわつく。
性的な話をしているのに、妙に心が温かくなる。
“抱く・抱かれる”ではなく、“理解し合う”というテーマを、ここまで自然に語れる人はそういない。
そして気づけば、コメント欄は“人生相談室”。
恋愛、家族、職場の悩み。
視聴者が勝手に悩みを打ち明け、まりてんが一つひとつ丁寧に返す。
「まず、ちゃんとしんどいって言えてるの偉いよ。」
その優しい一言が、誰よりも深く刺さる。
肩書きは風俗嬢。けれど、やっていることは“心のケア”。
“脱がない風俗嬢”という新しい立ち位置を確立した瞬間だった。
それは単なるバズではなく、
「喋ることで人を癒す」──まりてんの第二章の始まり だった。
“脱がない風俗嬢”がもらった再生数という勲章

「脱がない風俗嬢」――。
このフレーズ、もうそれだけで矛盾していて面白い。
でも、まりてんはその“矛盾”を堂々とエンタメに変えた。
YouTubeチャンネル『ホンクレch』がここまで伸びた理由は、単純に“性”を語るのではなく、“人間”を描いているから。
取り上げるテーマはいつもリアル。
現場でのあるある、同僚トラブル、宗教2世としての葛藤、恋愛と仕事のバランス、孤独、承認欲求。
笑いながらも、どこか胸に残る。
動画を見ていると、バラエティのようでドキュメンタリー。
彼女は脱いでいない。
でも、そのぶん心の中を全部さらけ出している。
だからこそ、視聴者の心を掴んで離さない。
「風俗嬢って、“お金で体を売る人”だと思ってた。
でもこの人は、“自分の人生で人を救ってる”。」
そんなコメントが並ぶ。
視聴者は“風俗”を見に来て、“人間”を見て帰る。
さらにサブチャンネル『脱がないまりてん』では、
より等身大のまりてんが見られる。
料理をしたり、泣いたり、笑ったり。
ときどき愚痴もこぼす。
そこにあるのは“完璧な女性像”ではなく、迷いながら生きている一人の人間の姿だ。
ファンたちはそんな彼女を、こう呼ぶ。
「この人、愛人より母性強い」
「人間力の塊」
YouTuberというより、“人生の代弁者”。
まりてんが得たのは、再生数という数字よりも、
「再生された心の数」 なのかもしれない。
話題の著書『聖と性』が売れた理由

タイトルからして攻めている。
『聖と性 私のほんとうの話』(講談社)――2025年1月発売。
「風俗嬢が思想書を出した」として、発売直後からSNSで大バズりした。
けれど中身を読むと、意外にも落ち着いていて誠実。
露骨さではなく、“本音と向き合う力”が詰まっている一冊だ。
テーマは多岐にわたる。
宗教2世としての抑圧
夜職で出会った人間模様
経営者としての失敗と再起
「清く生きる」と「正直に生きる」は違う、という気づき
どれも深いのに、重く感じない。
テンポが良く、語り口がフラットで読みやすい。
まるで本人に話しかけられているような距離感がある。
「私は立派に生きたかったわけじゃなくて、“正直に生きたかった”だけ。」
この一文に、まりてんという人間が凝縮されている。
発売から数日で Amazonタレント本ランキング1位 を獲得、
3刷重版が決定。出版関係者の間でも話題に。
「風俗嬢がここまで思想的な本を書くとは…」と、まるで常識をひっくり返したような評価が集まった。
そして面白いのは、読者層の幅。
夜職関係者だけでなく、ビジネスパーソンや宗教2世の当事者まで読んでいる。
SNS上では「泣いた」「救われた」「刺さった」の声が相次いだ。
文体もまりてんらしい。
柔らかいのに切れ味があり、ユーモアと説得力が絶妙なバランスで共存している。
「人は商品じゃない。でも“どう売るか”を知ることは、生き方を知ること。」
このフレーズにピンときたビジネスマンも多い。
結果、ビジネス書クラスタからも支持され、「営業マニュアルより説得力ある」とまで言われた。
“性”を語りながら“聖”を問う。
それは、タブーを壊すためじゃなく、「矛盾を抱えたまま生きる勇気」を伝えるための本。
風俗嬢でも、思想家でもなく、“正直に生きる人”。
『聖と性』は、そんなまりてんの人生そのものを綴った作品だ。
ミスヘブン総選挙1位。“愛人のプロ”は伊達じゃない

2023年、風俗業界最大のイベント 「ミスヘブン総選挙」。
全国の人気キャストが名を連ねる中、見事グランプリに輝いたのが――まりてん。
この大会、ただの人気投票ではない。
接客力・人間性・トーク・ファンとの関係性まで総合的に評価される、いわば“業界のM-1”のような存在だ。
その中で彼女が圧倒的支持を集めた理由は、華やかさよりも“誠実さ”だった。
「愛人って、都合のいい女じゃなくて“理解してくれる人”なんですよ。」
この言葉が象徴的。
“愛人”という言葉にあるネガティブなイメージを、彼女は“理解の象徴”として再定義した。
つまり、“愛される人”ではなく、“理解する人”。
その考え方が、彼女の接客にも発信にも一貫している。
「抱かれたい」より「理解されたい」。
「売る」より「寄り添う」。
この姿勢が、ファンに深く刺さった。
結果、彼女を支持する人たちは、
「推し」ではなく「理解者」と呼ぶようになった。
過去の宗教2世としての体験、“信じること”に縛られていた日々。
その反動で、彼女は“信じてもらえる人”になった。
ミスヘブン1位という結果は、単なるタイトル以上の意味を持つ。
それは、「愛=理解」を体現した一人の女性が、風俗というステージで“人間の救い”を形にした証でもある。
引退しても止まらない。職業:まりてん。

2025年の夏、まりてんは風俗業界からの引退を発表。
7年間の現役生活にピリオドを打った。
……とはいえ、そこからが本番だった。
彼女の活動は止まるどころか、むしろ加速。
YouTube、講演、書籍、そしてファンクラブイベント「まりてんBAR」。
どの場でも彼女は“まりてん”として自然体のまま存在している。
🥂 ファンクラブイベント「まりてんBAR」

月1回ペースで開催されるファン交流イベント。
カウンター越しに語り合いながら、「ここに来ると心が整理される」とリピーターが続出。
ファンと一緒に作る“居場所”として人気を集めている。
💬 SNSで見せる素のまりてん
- ホンクレch〜本指になってくれますか?〜 – YouTubeチャンネル

SNSでは人生相談に丁寧に返したり、深夜に「エゴサして泣いてる」とつぶやいたり。
完璧を装わない“素の部分”がむしろ共感を呼んでいる。
「私は特別じゃない。ただ、自分の弱さをコンテンツにしただけ。」
この一言が、彼女のスタンスを端的に表している。
頑張りすぎて疲れた人たちに、“立ち止まってもいい”という許可をくれる存在。
いまや彼女の肩書きは、風俗嬢でも、作家でも、YouTuberでもない。
一番しっくりくるのは――「職業:まりてん」。
飾らず、背伸びせず、笑いながら生きている。
そんなリアルな姿勢が、多くの人の心に“生きるヒント”として刺さっている。
その他活動チャンネル:
- まよたいー真夜中の待機室ー – YouTubeチャンネル
- 脱がないまりてん – YouTubeチャンネル
- まりてん (@uramariten) – X
- まりてん (@sinmariten) – Instagram
- まりてん (@sinmariten) – TikTok
- ⾵の⾕系YouTuber「ホンクレ」公式ファンクラブ-オンラインサロン
結論:性を語ってるのに、なぜか心が浄化される人

「風俗嬢」という肩書きには、いつも先入観がつきまとう。
でも、まりてんはそれを軽く笑い飛ばしてしまうタイプだ。
彼女が語るのは“性”の話に見えて、実は“人の正直さ”の話。
テーマはいつもシンプルで、どこか普遍的だ。
「お金とか欲とかよりも、“本音で向き合える人”が一番大事。」
そんな言葉を笑顔で言うからこそ、重くならない。
真面目な話を軽やかに語れる人は強い――その代表格がまりてんだ。
動画でも本でも、一貫して伝えているのは「嘘をつかない生き方」。
性、宗教、ビジネス。
普通なら避けられがちなテーマを、明るく、ユーモアを交えて話してしまう。
なのに、聞いているとどこか清らかに感じる。
説教でも感動ポルノでもなく、「人間って、こうでいいんだよな」と思わせてくれる。
“性を語っているのに、なぜか心が浄化される人。”
この矛盾した表現が、まりてんという存在を一番よく表しているかもしれない。
彼女は完璧を目指さない。
傷も迷いも笑いに変えていく。
その姿勢が、見る人の心を軽くしてくれる。
結局のところ、彼女が伝えているのはこれだ。
「何をしてもいい。でも、自分にだけは嘘をつかないで。」
そのスタンスが、誰よりもリアルで、誰よりも優しい。
だから多くの人が口を揃えてこう言うのだろう。
「この人、めっちゃ人間味あって好き。」
まとめ

宗教に縛られた少女が、夜の世界で自由を知った。
風俗嬢として働き、経営者として挑戦し、倒れてもまた立ち上がった。
YouTubeでは“脱がないのにバズる”という新しい成功を見せ、書籍『聖と性』では社会の固定観念に風穴を開けた。
そして、ミスヘブン総選挙で全国1位を獲得。
“みんなの愛人”という肩書きを、“理解してくれる人”という新しい意味に変えた。
引退後も、YouTube・講演・ファンクラブイベントと、“職業:まりてん”として今も活動を続けている。
彼女の魅力は、完璧さよりも“人間らしさ”。
矛盾を受け入れ、弱さを隠さず、笑って前に進む。
だからこそ、見ている人が元気をもらえる。
「矛盾を愛せる人ほど、人生は面白い。」
まりてんは、その言葉を体現している一人だ。
風俗嬢でも作家でもYouTuberでもない。
“まりてん”という生き方そのものが、今、ひとつのジャンルになっている。

